「ChatGPTは便利だけど、毎回同じ説明をするのが面倒……」
「特定の仕事に特化した、自分専用のAIが欲しい!」
そんな願いを叶えてくれるのが、ChatGPTのカスタマイズ機能「GPTs(ジーピーティーズ)」です。
これまでAIを使いこなすには、以前の記事【魔法の一行】AIの回答が劇的に変わる!「ロール(役割)」指定の驚くべき効果で紹介したような「役割(ロール)指定」が毎回必要でした。
しかし、GPTsを使えば、その役割や知識をあらかじめ覚えさせた「自分専用のAIアプリ」を簡単に作ることができます。
今回は、初心者の方でも5分でわかるように、GPTsの正体とその魅力を解説します!
GPTsとは?「専用アプリ」が作れる魔法の機能
GPTsとは、一言で言えば「特定の目的のためにカスタマイズされたChatGPT」のことです。
通常のChatGPTは何でも答えてくれる「万能選手」ですが、GPTsは特定の分野に特化した「専門家」に変身させることができます。
例えば、以下のようなものが作れます。
- ロゴデザイン専用AI:
好みのスタイルを伝えておくだけで、一貫性のあるロゴを作ってくれる - 社内ルール回答AI:
就業規則のPDFを読み込ませ、質問に答えさせる - 英文添削コーチ:
自分の英語レベルに合わせて、常に最適なアドバイスをくれる
プログラミングは一切不要!
「アプリを作る」と聞くと難しそうですが、GPTsの作成にプログラミングの知識は1ミリもいりません。ChatGPTと「日本語で会話するだけ」で、AIがあなたの意図を汲み取って設定を完了してくれます。
GPTsでできる「3つのすごいこと」
なぜ普通のChatGPTではなくGPTsを使うのでしょうか?
そこには3つの大きなメリットがあります。
① 独自の知識(ナレッジ)を追加できる
これが最大の強みです。
ChatGPTが本来知らない「あなたの会社の資料」や「自分の過去のブログ記事」などをアップロードしておけば、それに基づいた回答ができるようになります。
(※ただし、個人情報や機密情報の取り扱いには十分注意し、公開設定や共有範囲を必ず確認しましょう。)
以前紹介したAIとの会話が噛み合わないのはなぜ?劇的に賢くなる「コンテキスト」の正体で解説した「背景情報」を、あらかじめAIの脳内に埋め込んでおくようなイメージです。
② 指示(プロンプト)を固定できる
「あなたはプロの編集者です。以下のルールに従って……」という長い指示を、毎回入力する必要がなくなります。
一度設定すれば、次からはチャットを始めるだけで「専門家」として動いてくれます。
③ 外部ツールと連携できる(Actions)
Googleカレンダーやメールなどの外部アプリと連携させることも可能です
(※API設定などが必要なため、やや上級者向け機能です)。
「今日の予定をまとめてメールで送って」といった操作をGPTs経由で行うことができます。
誰でも使える「GPT Store」
自分で作らなくても、世界中の人が作った便利なGPTsが「GPT Store」で公開されています。
- 画像生成に特化したもの
- 最新の論文を検索してくれるもの
- 数学の家庭教師になってくれるもの
GPT Storeに公開されている多くのGPTsは無料ユーザーでも利用可能です。
ただし、自分でGPTsを作成する機能は主に有料プラン(ChatGPT Plusなど)で利用できます。
まずはストアを覗いて、気になるものを触ってみるのが一番の近道です。
(※GPT Storeを利用するには、ChatGPTアカウントでのログインが必要です。)
よくある質問(FAQ)
- Q自分で作ったGPTsは公開しないといけないの?
- A
いいえ。自分だけが使える「非公開設定」にできるので、プライベートな情報を扱う際も安心です。
- Q無料プランでも作れるの?
- A
現在、GPTsの作成や利用の権限は順次開放されていますが、より高度な機能や頻繁な利用には有料プラン(ChatGPT Plus)が推奨される場合があります。
- Q著作権のある本を読み込ませてもいい?
- A
自分だけで使う分には便利ですが、それを「公開」してしまうと著作権侵害になる恐れがあります。
扱うデータには注意しましょう。
まとめ:AIを「育てる」時代へ
GPTsの登場によって、AIは「使うもの」から「自分好みに育てるもの」へと進化しました。
「何度も同じ指示をしているな」と感じたら、それはGPTsを作るチャンスです。
まずは小さな「自分専用の相棒」を作ってみることから始めてみませんか?
AIを使いこなすための基本、特に「プロンプトのコツ」を復習したい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

