「Gemini(ジェミニ)に相談した内容が、AIの学習に使われるって本当?」
「仕事や学校の情報を入力しても大丈夫なのかな?」
AIが便利になればなるほど、気になるのがプライバシーやセキュリティの問題です。
実は、デフォルトの設定のままだと、あなたが入力した内容がAIの性能向上のために利用される可能性があります。
でも、安心してください。
簡単な設定一つで、自分の情報を守ることができるんです。
今回は、Geminiに入力した情報を学習に使わせないための具体的な手順と、安全に使いこなすための注意点を初心者の方にもわかりやすく解説します。
なぜ「設定」が必要なの?
Geminiなどの生成AIは、膨大なデータを学習することで賢くなっていきます。
私たちが入力した質問や回答も、基本的には「AIをもっと賢くするための教材」として再利用される仕組みになっています。
もし、名前や住所、学校の試験内容、会社の機密情報を入力して、それがAIの学習データになってしまったら……。
万が一データ管理に問題があれば、情報が外部に漏れる可能性も理論上は否定できません。
だからこそ、「ここから先は学習に使わないでね」という設定を自分で行う必要があるのです。
※この仕組みについては、Google公式ヘルプでも説明されています。
Gemini アプリのプライバシー ハブ の プライバシーに関する設定(Google公式)
https://support.google.com/gemini/answer/13594961#pn_config_settings
AIがなぜ嘘をついたり、情報を間違えたりするのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
【図解】学習をオフにする手順(個人アカウント編)
個人でGoogleアカウントを使っている場合、以下のステップで設定をオフにできます。
1. 「アクティビティ」を開く
Geminiの画面左下(サイドバー)にある「[設定とヘルプ] – [アクティビティ]」という時計のようなアイコンをクリックします。

2. 設定を「オフ」に切り替える
画面上部に「Gemini アプリ アクティビティ」という項目があります。ここが「オン」になっている場合は、クリックして「オフ」に変更しましょう。
- オフにする:
今後の会話が保存されなくなり、モデル改善への利用が制限されます。 - オフにしてアクティビティを削除:
これまでの履歴をすべて消した上で、今後の保存も停止します。

これにより、通常のモデル改善への利用は停止されます。
仕事や学校のアカウントを使っている場合
Google Workspace(仕事用や学校用のアカウント)を使っている方は、少し状況が異なります。
- 有料プラン(Gemini Businessなど)の場合:
通常は、入力データがモデル改善に利用されない設計になっています(管理者設定によります)。
管理者が設定を変更していない限り、プライバシーは守られています。 - 無料版の場合:
個人アカウントと同じく、設定を自分で確認する必要があります。
「そもそもAIってどういう仕組みで動いているの?」と疑問に思った方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
これだけは守って!安全に使うための3か条
設定をオフにしたからといって、何を書いても100%安全というわけではありません。
以下の3点は必ず守るようにしましょう。
- 個人情報やパスワードは絶対に入力しない
住所、電話番号、パスワードなどは、設定の有無に関わらず入力しないのが鉄則です。 - 会社の秘密やテスト問題を入力しない
公開前のプロジェクト情報や、学校の提出物などは、扱いを慎重にしましょう。 - 「人間が見る可能性がある」ことを忘れない
サービスの改善や安全確認のため、匿名化された一部のデータは、開発側の人間(レビュアー)がチェックすることがあります。
FAQ:よくある質問
- Q設定をオフにすると、過去の会話履歴は見られなくなる?
- A
はい、設定をオフにすると履歴は保存されなくなるため、後から見返すことができなくなります。
重要な回答は別途コピーして保存しておきましょう。
- Qスマホアプリ版でも設定は共通?
- A
はい、同じGoogleアカウントであれば、パソコンで設定した内容はスマホアプリ版にも反映されます。
- Q完全にデータが消えるまでどれくらいかかる?
- A
設定をオフにしても、安全性の確保のために最大72時間はGoogleのシステム内に一時保持されます。ただし、これが学習に利用されることはありません。
※データの保持期間については、Google公式ヘルプにも明記されています。
Gemini アプリのプライバシー ハブ の、プライバシーに関する質問内
https://support.google.com/gemini/answer/13594961/#retention
まとめ:正しく守って、賢く使おう
AIは魔法のツールではありませんが、仕組みを理解して正しく設定すれば、これほど心強い味方はありません。
まずは「アクティビティ」の設定をチェックすることから始めてみてください。
安全な環境を作ることが、AIを使いこなす第一歩です。
安全な環境が整ったら、次はAIを「もっと賢く動かすコツ」を試してみませんか?

